能見、9回に力尽きる

杉内の前に連続完封負け。負けたことは悔しいけど、エース対決の見ごたえのある試合だった。ちょっと真弓監督を見直した。

打線は杉内の前に8回まで僅か2安打。手加減が無いというか、付け入る隙が全くない。11三振を喰らい、歴代5位となる45度目の2桁三振の記録達成をアシストしてしまった。
まともに対戦しても勝てる気がせんのやから、バント攻めにするとか、ちょっとは工夫したらどうやねん。

能見も杉内に負けず劣らず素晴らしいピッチング。初回の大ピンチを三振とジョーバズーカーで切り抜けると、後は平常を取り戻し、杉内と互角に渡り合った。

7回2死から金本がチーム2本目のヒットを放つと、城島が四球を選び2死1・2塁。バッテリーエラーで2・3塁になると関本敬遠で満塁。打順は能見。新井良が準備していたが、結局そのまま能見がバッターボックスへ。
これは評価が分かれるやろなあ。自分としては能見続投は大賛成。ここまで散発3安打しか打たれてなかったし、球数も杉内より少なかった。それより、エース対決でガチンコで戦ってるのだから、能見のプライドを考えると相手より先に降板はさせられない。
結局、能見は粘った末に三振でチャンスを潰したが、普通はあのボールをピッチャーには投げんわな。野手でも追い込まれてたらあれは打てんて。

8回、先頭の長谷川にヒットを打たれ出塁させると、送りバントで1死2塁。そして打順はピッチャーの杉内。向こうもオーティズ、カブレラ、松中と強力な控えが居るにも関わらず、打席に杉内を送った。真弓監督からのエース勝負の挑戦状に応えたんやろね。
杉内は送りバントで2死3塁。続く川崎を1塁ゴロに仕留め、相手に流れが行くのをくい止めた。

そして9回表。先頭の本田がツーベース。内川はピッチャーゴロでランナーを釘付けにしたが、続く小久保にセンター前にヒットを打たれる。俊介の返球が1塁方向にそれる間に本田がホームイン。ドンピシャの返球ならアウトだったかも知れない。ホークスもギャンブルしてきた。
これで緊張の糸が切れたのか、多村にもツーベースを打たれ、致命的な2点目を献上してしまった。

9回裏、ホークスピッチャーは馬原。新井、ブラゼルが簡単に倒れてツーアウト。ここで代打檜山が右中間へツーベースを放ち一縷の望みを繋ぐ。城島が際どいボールを選んで歩くと、ピンチランナー上本。延長に入る可能性のある場面。状況次第では城島の途中交代も辞さないとうベンチワークには拍手を送りたい。
2死1・2塁となって、バッターは馬原と相性のいい林。一発サヨナラのお膳立ては整った。しかし、林はセカンドゴロに倒れ、万事休す。

これでホークス戦の負け越しが決定。対杉内2試合連続完封に加え、歴代5位となる45回目の2桁奪三振をアシストしたのは悔しい。
もし、勝ちにこだわるのであれば、9回にランナーを出したところで球児の登板が考えられたし、それ以前に7回のチャンスで能見に代打を送っていただろう。
しかし、能見に賭け、試合の行方を託したベンチワークを評価したい。力尽きて負けてしまったが、能見にとっては大きな財産になったと思う。これは決して負け惜しみではない。




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